約1年で1300匹以上のアメリカザリガニを都筑区内で捕まえた「ザリガニ三兄弟」が平台に住んでいる。茅ケ崎台小学校に通う、山崎悠河くん(長男・6年)、遥海くん(次男・4年)、渓斗くん(三男・1年)の山崎三兄弟だ。
3人は、区内の水辺や公園などで個人が捕まえたザリガニを茅ケ崎公園自然生態園(茅ケ崎南)が引き取る企画「めざせ!ザリガニマスター」に参加している。ザリガニの数に応じて10級(10匹)から5段(4500匹)まで、生物のイラストが描かれた15種類の「マスターカード」と交換できるイベント。外来種を楽しく駆除しようと同園の管理運営委員会が4年前から開始している企画だ。
「断トツ1位」
三兄弟は、昨年4月から生態園にザリガニを持ち込み始め、約4カ月後には1000匹越えの2段になった。捕獲場所は自宅近くの大原みねみち公園や鴨池公園のほか、江川せせらぎ緑道まで行くこともある。
道具は割り箸に細い糸を巻きつけたもの。エサはスルメ。「たこ糸を使うときは水に浮きやすいので小石を錘(おもり)にする」と悠河くん。また、2リットルの空きペットボトルの先を切り取った「オリジナル仕掛け」でザリガニを捕まえることもあるという。
親子で参加するケースもあるが、同園の亀田さやか事務局長は「参加者の中では、断トツの1位」と目を見張る。
今シーズンも着々と数を増やし、6月11日時点で合計1381匹と記録を更新中だ。三人は「まずは2000匹を目指したい。次のカードには何が描いてあるのかな」と目を細める。
捕獲開始から2年目。悠河くんによると、大原みねみち公園で「昨年は見なかったドジョウを捕まえた。小さなエビも数が増えている気がする」と外来種駆除の環境変化を口にする。
ザリガニの引き取りは10月までの日曜日。午後1時から4時まで。イベントの詳細や問合せは生態園【電話】045・945・0816。開園日は土・日・祝祭日。
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