増加する救急需要に対応するため、横浜市消防局は10月3日から、仲町台救急隊の運用を開始した。今回の増隊により、都筑区内3番目の救急隊が発足。仲町台出張所の鈴木誠所長(42)は「安全、確実に現場へ向かい、確実に救護活動を行いたい」と話している。
区内にはこれまで、茅ケ崎中央の本署と川和消防出張所の2カ所に救急隊が配置されていた。しかし、市内全域における救急体制を強化するため、市消防局は今年度の重点事業として都筑区、緑区、栄区にそれぞれ1カ所の増隊を行った。
新たに発足した仲町台救急隊のメンバーは8人。1係と2係の4人ずつが2交代制で市民の救護にあたる。
仲町台出張所では運用開始に備え3日、救急隊の出場訓練を実施。本部からの指令を受けた後、救急隊員らが指令番地や走行ルート、マンション名などの正確な情報を把握し、救急車に乗り込み出発するシミュレーションを行った。
隊員の動きを見守った都筑消防署の小林栄次署長は出張所前の片側3車線道路「新横浜元石川線」にふれ、「(出張所の反対側)荏田方面にUターンする際は車の往来が多いので安全確認を徹底する必要がある」と注意を促した。
1係隊長の太田慎一郎司令補(40)は「初めて組む仲間なのでチームプレーが大事」とし、2係隊長の山本和美司令補(51)は「コミュニケーションを取り平常心で活動したい」と話す。
3日の午後2時16分、本部からの指令を受け荏田東へ初出場した。運用開始から7日、午後5時までの出場件数は20件。中には出張所からほど近い仲町台や折本町もあり、迅速な救護活動を展開している。
昨年1年間の区内救急件数は7060件。今年は9月末までに前年同期比、プラス226件の5510件と増加傾向にある。小林署長は「現場に到着して初めて活動ができる。確実、安全、迅速に活動していきたい」と話した。
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