県が部活動の活性化を推進するために設立した「かながわ部活ドリーム大賞」のかながわ部活ジュニア文化賞を茅ケ崎中学校(井上菜穂子校長)の演劇部が受賞した。全国大会への出場などが評価された。
今年度の全国中学校総合文化祭に出場した茅ケ崎中学校演劇部メンバー。関東中学校演劇コンクールで金賞・最優秀脚本賞のW受賞を果たし、全国行きの切符を手にしていた。毎日、放課後練習に励む同部は現在1年生8人、2年生5人の13人で活動中。発声練習や、台本の読み合わせに加え、基礎として同部の伝統となっている「だるまさんの1日練習」を行っている。だるまを演じることで豊富な表現力が身につく独自の練習法だ。
今年度の全国大会で披露した「ちょっと、メロス」は「走れ メロス」を題材にした、コメディーの自主創作劇。昨年度夏に行われた市の北部大会から昨夏の全国大会まで約1年間演じ続けた。昨年部長を務めた安部百々花さん(3年)は「時間に制約のあるなかで、焦りやプレッシャーもあったが、仲間の大切さを感じることができた」と話す。現在代表を務める内田芙由子さん(2年)は「役決めのオーディションなども行い、常に良いものを作ろうと励んできた。全国が決まったときは達成感が溢れてみんな泣いていた」と振り返る。
3年生は引退し、現在1、2年生で今年の夏の大会へ向けた脚本作りの真っ只中。顧問の小柳美智江教諭は「演劇の好きな子が集まっている。生き生きと自主的に動く姿に今後が楽しみ。今回のドリーム大賞受賞も活動の励みになれば」と期待を寄せた。
今月2日、県立総合教育センター善行庁舎(藤沢市)で2年生部員がジュニア文化賞の表彰を受けた。大会実績と自主的な活動や部活動で得た知識を学校生活で生かしたことが評価された。今年で12回目を迎えた同賞は持続可能な部活動の盛り上がりを目指し、県内部活動の活性化が目的。他にも、ジュニアスポーツ賞や、キャプテン賞、インストラクター賞などの計14部門で59の個人や団体が受賞した。
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