鴨池公園こどもログハウスに荏田南、荏田東近隣エリアの子育てマップがこのほど設置された。12カ所の公園やエリア内の学校が緻密に描かれた地図は志摩喜三(きそう)さん(荏田東・78)が約4カ月をかけて手書きで作成した。
地域の子どもが木の温もりを感じながら自由に遊ぶことができる屋内公園施設として1994年にオープンした同ログハウス。多くの親子連れが集まる施設では近隣の遊び場などを記載した子育て地図の作成を検討していた。しかし絵を描ける職員がおらず困っていた昨年の10月、同ハウスのスタッフが偶然、近隣の祭りで志摩さんが描いたけやきが丘住宅の防犯マップを見つけた。繊細なタッチに魅了され、すぐさま子育て地図の作成を依頼したという。
9年前に会社を退職後、趣味だった絵を習いだした志摩さんは地域の防犯パトロールやイベントの手伝いにも積極的だった。「地域の力になれるなら責任を持って務めたい」と依頼を快諾。
今年の2月からエリア内の公園や高台に足を運び、風景を撮影するなど調査を開始。「全体のイメージを正確に伝えるために何度もまちを往復した」と、構想から絵の具での色付けまで約4カ月を費やし、縦80cm、横110cmの大作を仕上げた。マップを囲っている額縁は鴨池公園愛護会の市川順而会長が桜の木を材料に手作りした。志摩さんは「改めて緑の多い良いまちだと知れた。任せて頂いて光栄」と話した。
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