横浜あゆみ荘のセレモニーでオリジナルソングをを披露した ko-seiさん(本名:亀井康生) 港北区在住 17歳
陽気な盲目のシンガー
○…障害者研修保養センター横浜あゆみ荘での弾き語りライブは今回で3回目。この日のために作詞作曲したのは、施設利用者の気持ちに寄り添う温かな歌詞のオリジナルソング。盲学校に通う高校2年生の力強い歌詞と伸びやかな歌声は県内外で週一回ほど出演するライブでも評判を呼んでいる。「新しい音を聞くと音楽が作りたくなる」と探究心は止まらない。
○…港北区出身。出生時の体重は780グラムと小さく、未熟児網膜症と診断された。1歳の時に初めて触ったピアノは、筋力が弱く、視力がなくても楽しめるのではと両親から誕生日に贈られた運命の遊び道具だ。6歳でピアノを習い始めると「音楽をしているときが一番楽しい」と、10歳でボイストレーニングと作詞作曲を開始。コンテストに出場するなど、シンガーへの道を志すようになった。
○…中学2年生の時に有名アーティストが出演するラジオ番組の出演権をかけたオーディションで審査員特別賞を受賞すると、テレビでも紹介されるように。代表曲「ナイスや」は中学校の担任教諭の口癖から作った曲で動画配信サービスでは約1万回の再生回数を誇る人気曲。「先生からは『めっちゃナイスや』と言われた。個人的にはその年の流行語大賞」とおどけてみせた。
○…話し出すと止まらないのが鉄道。発車メロディーやベルに関する知識が豊富で「青春18きっぷ等を使って県内の路線は制覇」と満面の笑み。自ら「東京五輪の非公式テーマソング」と紹介してきた曲が東京都主催のイベントで金賞を受賞するなど注目度が上昇する中で次回作は恋愛ソング。「思いっきり青春を表した曲にしたい。電車の車両を一両貸し切ってPVが取れたら最高」と夢は尽きない。
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