都筑警察署長に就任した 押部 修一さん 区内在住 57歳
安全安心へ一歩ずつ
○…「若い人や子どもが多くまちの雰囲気が明るい、活気にあふれている」と都筑区の第一印象を語る。かつて都筑に住んでいたこともあり「また戻ってこられて縁を感じる」と微笑む。「(交番や署で)警察官に相談することは敷居が高いと敬遠されがちだが、一人一人の思いを受け止めて、区民に寄り添う警察活動を行っていきたい」と決意を新たにした。
○…保土ケ谷区出身。みんなで賑やかに過ごす時間が好きで学生時代は行事のたびに張り切って前に出た。「みんなの輪の中心にいるようなムードメーカーだったかな」とはにかむ。警察官を志したのは中学生の頃。小説の登場人物や「太陽にほえろ!」の石原裕次郎に憧れ「刑事になる」と決め、高校卒業後に警察学校の門を叩いた。
○…「人の役に立てる仕事ができるのは幸せだね」と警察官の仕事を振り返る。特に印象に残っているのは、第一機動隊で御巣鷹山の日航機墜落現場に行った時のこと。リュックに水筒と寝袋を入れ、事故の2日後に現場へ。捜索活動は想像を超えるものだった。「機動隊は警備の中で最後の砦。やりがいはもちろん使命感・誇りがあった」。機動隊員としての厳しい訓練の日々で精神力や体力を養われ今に繋がっている。
○…小さい頃からスポーツが好きで、学生時代はバスケットボール、現在はジョギングや登山で体を動かしている。「きつい山に挑んだ後の達成感は堪らないね、一歩一歩は辛いけど必ずたどり着く」と登山の醍醐味を語る。「これは警察活動と同じ。毎日のパトロールも積み重ねが大切」。署長職のため遠出は出来ないというが「ジョギングがてら都筑のまちを巡りたい。大好きな桜も見頃かな」と白い歯を覗かせた。
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