都筑火災予防協会(三科均会長)はこのほど、火の用心を呼びかける火災予防ポスターを初めて作成した。協力した都筑消防署(佐々木功喜署長)の若手署員は「これなんだろうと目を引き、ポスターを見た人の防火意識が高まれば」と思いを込めた。
都筑火災予防協会は、火災予防と災害を未然に防止するために活動する団体で204会員(4月1日現在)が加盟。
新型コロナウイルスの影響で今年度に開催を予定していた事業が中止となり、「何か火災予防の啓発ができないか」との意見から都筑消防署と都筑消防団も協力しポスター作成に取組んだ。
中心となったのは都筑署の若手署員たち。「今までに見たことのないデザインで注目を集めたい」と作成に奮闘。ポスターには、老若男女、すべての人に親しみを持ってもらうためにAKBのメンバーで神奈川県出身の道枝咲さんを起用した。デザインはCDジャケットをイメージし、人の目に留まるように大きなフォントで書くことや、背景をこだわった。
また、オリンピックなどに向け外国人にも火災予防を啓発するために英語表記も追加。「火に注意しましょう」にあたる「Beware of fire」と表記した。
出来上がったポスターを目にした火災予防協会の三科会長は「目立つポスターでなかなかいい」と笑顔を見せ「今年はコロナの関係で活動ができなかったがこのポスターを通じて我々の活動を知ってもらえれば」と話した。
同ポスターは、今後、都筑火災予防協会に加入する事業所、消防団器具置き場、都筑区役所、市営地下鉄各駅などの公共施設を中心に随時掲示していく方針だ。
空気の乾燥に注意
都筑消防署発表によると区内での火災件数は25件(10月31日現在)。前年同時期の27件に比べて2件の減少となった。主な出火原因はトップが放火(疑いを含む)で5件(前年10件)。次にコンロおよびたばこが3件(前年2件)となっている。同署は「これから空気が乾燥し火災が発生しやすい時期となりますので、火の取り扱いには十分注意願います」と呼びかけた。
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