4月1日付けで、都筑区長に就任した 佐藤 友也さん 59歳
地域をサポート、それが役割
○…「多様性に富んだ地域であり、素晴らしい住環境。一方で商業施設や企業も多く、農家の方が美味しい野菜も作っている」と都筑区の魅力を挙げる。この春、都筑区長に就任し、忙しい日々が続く。就任時の挨拶では職員にまず「都筑区を大好きになってほしい」と呼びかけ、「しっかりと仕事をマスターしてもらい、打ち込んでほしい」とも注文した。
○…コロナ禍とあって行政の役割をひしひし感じている。「やはり今はコロナの対応が最重要。市民の皆さんに感染リスクがある環境を避けていただくよう、地道に呼びかけていくしかない」。イベントや各種の活動の中止が相次ぐ中、「こうした状況で地域の中には苦しみ、悩んでいる人も多い。しっかりと地域をサポートしていきたい。それが区役所の役割」と改めて責任の重さを感じているところだ。
○…出身は保土ケ谷区。大学では経済学を学んでマスコミ志望の時期もあったというが、公害問題や社会問題を学ぶにつれ、公務員への道をめざした。性格を自己分析すると「以前は短気だったかもしれないが、今ではずいぶん丸くなった。頑固な面は出てしまうかもしれないね」という。目指すは70歳まで現役。「健康に気を付けるため、ストレスをためないよう心掛けている」と頬を緩める。
○…「都筑区も高齢化することは間違いない。地域のつながりはこれからもっと大切になってくる」。一方で「いろいろなものがデジタル化されている中、行政がこの変革の波に乗っていけるのか。効率的に一元的に対応できる仕組みが必要であり、職員はその能力をつけていくことも大切」とも。行政の仕事が多様化、膨大化している今、区政の舵取り役として気を引き締めている。
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