池辺町でプロデュースしたものづくり拠点がグッドデザイン賞を受賞した 相澤 毅さん 青葉台在住 44歳
丁寧に良質な化学反応を
○…池辺町にある総合プロデュースを務めたものづくり拠点「ザ・ギルドイコノベノイズ」がこのほどグッドデザイン賞を受賞した。建設会社の材木置き場兼木材加工場だった場所をものづくりに特化した職住融合の拠点に変身させた。「木材加工場を住人が自由に使える場としてリノベーションしたのが素晴らしい」と評価を受けた。「プロジェクトの意義やそこから生まれている現象が評価され光栄です」
○…行政や企業、NPOなどと組み、まちづくりやコンサルティングなどを行う株式会社plan―Aを4年前に立ち上げた。プロジェクトデザイナー、イノベーションブースターとして活動する。「仕事内容が幅広く、何屋か分からないので一緒に仕事した人から他己紹介してもらってます」とニコリ。紹介が仕事に繋がり常に20プロジェクトを動かすように。「仕事というよりライフワーク。毎日が台風の中にいるみたい」
○…4歳と10カ月の愛娘と過ごす時間が心安らぐ瞬間だ。朝ご飯をつくり保育園の送り迎えをし、お風呂に入れ、子どもと遊ぶ。「子どもと過ごす時間は思っているより一瞬だと思うんです。だからどんなに忙しくてもプロレスしようって言われたら頭の中を仕事から子どもに振り切って遊びます。それが意外と切り替えになるのかも」
○…どんな依頼でも大切にするのは「置いてけぼりをつくらない」こと。「博物館の建て直しに携わっていたときにスタッフがだんだんネガティブになっていくのが見えて、一人一人のケアをしつつ全体を見る必要がある」と学んだ。どんなに時間がかかっても思いの共有には時間をかけるのが仕事の流儀だ。変化を起こしたい人の横で伴走し『良質な化学反応』を起こし続ける。
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