コロナ禍で学校行事が制限される中、少しでも学校生活の思い出を作ってもらおうと、市立東山田小学校(出口栄生校長)で2月25日、校庭にに木を植える行事が開かれた。今春で卒業を迎える6年生の児童たちがスコップを手にして作業に取り組み、学校の緑化にも一役買った。
同校によると、6年生の児童は修学旅行などの宿泊行事もできず、運動会も活動を制限して行ったという。同校では児童に少しでも楽しい思い出を残してもらいたいと、植林・植樹による校内緑化計画を企画した。市教育員会の協力もあって実現した。
この日は6年1組から3組までの児童92人が参加。校庭の南西、約150平方メートルの斜面地にツツジの苗を植える作業に取り組んだ。児童たちは造園業者の手ほどきを受けながら地面を掘り返し、一つひとつ丁寧に植えた。
6年2組の和智陽己君は「花を植えるのは初めて。花が咲くのが楽しみ。学校や地域の人がこういうことを考えてくれて嬉しい。自分も将来、同じようなことをできるようになりたい」と笑顔を見せていた。
出口校長は「子どもたちがのびのびしている姿を見ることが出来てよかった。SDGsといった環境への意識にもつながる。子どもたちに思いが伝わると嬉しい」と話している。
子どもたちが植えたツツジは3月下旬から花を咲かせるという。
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