神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2023年2月23日 エリアトップへ

地域つなぐ小さな「図書館」 川和台「はちのじぶんこ」

社会

公開:2023年2月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
「はちのじぶんこ」を紹介する黒沼さん
「はちのじぶんこ」を紹介する黒沼さん

 川和台の住宅街にひっそりと佇むフリーライブラリー「はちのじぶんこ」。箱の中の本を自由に借りたり、誰かとシェアしたい本を寄贈したりすることができる。住民の黒沼宣子さんが設置したこの小さな図書館を通じ、本が人と人の間を8の字に巡る地域の新たなコミュニティが育ちつつある。

 「私が提供するのはきっかけと場所と箱。ここが存在しているのは沢山の方が使ってくれるからこそ」と黒沼さん。

 6年前に川和台に移住し、本の補修ボランティアやブックカフェの運営に携わってきた。そんな中で出会ったのがアメリカ発祥のフリーライブラリー。立ち寄った人が手続きなく自由に借りたり返したり、時には誰かに読んでほしい本を寄付したりと、直接の触れ合いがなくても、本を通して人の存在を感じられるその仕組みに惹かれ、2021年に自宅前に同文庫を開設した。

 「養本箱」と名付けた箱にはデザインはもちろん、雨風・紫外線対策など様々なこだわりが。今では本の9割が地域住民から寄付されたもので、絵本から小説まで様々なジャンルが並ぶ。幼児、中年層、高齢者と年代問わず利用があり、最近では感謝の気持ちが綴られた置手紙をもらうことも多いという。

「いつか区内全域に」

 「フリーライブラリーが店舗や緑道、公園など区内全域に展開されること」を夢に、地域を巡ってその魅力を広めている黒沼さん。昨年は加賀原地域ケアプラザで「かぶとむし文庫」が開設。今後は障害福祉サービスの通所施設「カプカプ川和」での文庫開設も決まるなど、着実にフリーライブラリーの輪は広がっている。

 黒沼さんは「運営側も利用者も自由で気楽であることが一番大切。その上でフリーライブラリーという場所が、皆が本でつながる拠点になれば」と話した。

設置場所などの詳細はここから
設置場所などの詳細はここから

都筑区版のトップニュース最新6

本場の雰囲気を体感

ドイツXマスマーケット

本場の雰囲気を体感

12月7、8日センター北駅前

12月5日

花形ジムの龍虎が頂へ

花形ジムの龍虎が頂へ

6日、ダブルタイトル戦

12月5日

「入りにくい」環境作り

侵入犯罪対策

「入りにくい」環境作り

「個人、地域で危機感を」

12月3日

上位10台が一堂に

日本カー・オブ・ザ・イヤー

上位10台が一堂に

ボッシュ社で最終選考会

11月28日

地域の軌跡辿る

市歴史博物館

地域の軌跡辿る

都筑・青葉30周年記念展

11月28日

バスケで「つながる」

バスケで「つながる」

精神障害者向け教室開催

11月21日

(有)サンケイ自動車

車検も板金塗装も、愛車の売買もお任せを!!買取強化、特に軽トラ!!

http://sankei-car.jp/

〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月11日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

横浜市消防音楽隊が2、3月に定期公演

入場無料

横浜市消防音楽隊が2、3月に定期公演 定期公演文化横浜消防音楽隊

12月2日から27日まで事前申込受付

2月15日~2月15日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook