都筑区民文化センター(ボッシュホール)の初代館長を務める 小川 弘さん 神奈川区在住 66歳
「まちづくりの拠点」を牽引
○...いよいよ開館が3月16日に決まった区民文化センター「ボッシュホール」。「区民待望の施設なので、皆の愛情が凄い」と準備に勤しむスタッフの働きぶりに目を丸くする。「地域との新しいつながりを生む施設」の胎動に、自らも興奮しているのが言葉の端々から伝わってくる。
○...区民文化センターとしては市内初の単独施設。隣に立つボッシュ社の社屋と親和性のあるデザインの総合美に「誇らしい」と胸を張る。センターとボッシュ社1階の多目的に活用できるエリア、そして両建物の間の全天候型広場を含めた一帯「ボッシュ・フォーラム・つづき(BFT)」を「新しいまちづくりの拠点にしたい」と期待値が高まる。
○...南区の生まれ。映像制作に興味があり、(株)テレビ神奈川の子会社TVKエンタープライズ(現tvkコミュニケーションズ)に入社。都筑区には南山田の虫送りや農業番組制作のためにJA横浜のきた総合センターにも何度も足を運んでおり、縁がある。映像制作の現場を離れ、営業部、事業部を歴任。それまでカメラのレンズ越しに見ていた世界を離れると「世の中が良く見えるようになった」と振り返る。横浜市の共創事業として出初式や地域の街づくり活性化事業などに携わり「世の中の仕組みを作る面白さ」に魅了された。常務取締役まで務め、「『最後は現場に』のわがままを社長に聞いてもらって」就いたのが初代館長だった。
○...これまでのノウハウを生かし、地元の文化団体などと融合させ、「地域にマインドを残す」ことを自らの使命に課す。開館はあくまでもスタート。2年後には「GREEN×EXPO2027」も控え機運醸成、相乗効果を生むイベントなども仕掛けていく。
|
|
|
|
|
|