地域の応援 力に 万騎中卓球部に水筒贈呈
卓球の強豪として知られる万騎が原中学校卓球部。昨夏の全国大会に出場したメンバーに先日、同校の同窓会長を務める江口康久万さん個人から記念品と表彰状が贈られた。
贈られたのは「祝全国大会出場」の文字がプリントされたアルミ製の水筒。加えて、手彫りで生徒一人ひとりの名前が入っていた。江口さんは「味のある字でしょう」と笑う。
実はこの文字、江口さん自身が彫ったもの。歯科医師で、二俣川で歯科医院を開いている江口さん。せっかくだからと水筒に「タービンという歯を削る道具で、名前を彫りました」。仕事の合間の時間を利用し、約1カ月かけて全員の名前を彫ったという。「中学時代の思い出の一つになってくれれば。一つでも上を目指して勉強、スポーツと夢中になって頑張ってほしい」と江口さん。水筒をもらった小山大輝君(3年)は、地域の人が応援してくれていることについて「ありがたいと思います」。谷本盟斗部長(3年)は「万騎中の先輩が今でも応援してくれるのは嬉しい」と話した。
現男子卓球部は3月26日・27日、第17回全国中学選抜卓球大会に出場。予選リーグを1位通過し、全国ベスト16の成績を残した。現在は地域の応援を背に、男女ともに夏の大会に向けて練習の日々を送っている。
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