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旭区・瀬谷区 スポーツ

公開日:2023.06.29

商大高校野球部OB
甲子園に対する思い語る
現役球児へのエール交え

  • 甲子園のグラウンドでプレーする現役球児時代の青柳さん=提供写真

  • 大学に勤めながら、OB会長も務めている関口さん

 横浜商科大学高校は、これまでに夏の甲子園に3度出場している。青柳大輔さん(48)は、1993年の第75回大会の県大会優勝メンバーとして、甲子園出場を果たした。同校の甲子園出場は1966年、 横浜第一商業学校時代の初出場以来、2度目だった。

 「当時はチームの監督が『3年計画』として、甲子園に行くという明確な目標を掲げ、全員でその目標に向けて活動していた」と青柳さんは振り返る。

 甲子園では1回戦・浦添商業高校=沖縄県=を6対1、2回戦・新潟明訓高校=新潟県=を10対0と快勝。3回戦の育英高校=兵庫県=に4対5と惜しくも競り負けた。

 「とても悔しかった」と唇を噛む青柳さん。ただ「試合を見ていたOBからは『みんな笑っている』と言われた。私たち選手は楽しい夢の場所にいるという意識が強く、試合でも楽しくプレーしていて、辛いとか、苦しいという感情はなかった」と振り返った。

 甲子園で過ごした日々について青柳さんは「長いようで短い約20日間だった。最後までいたかったというのが正直な気持ちだが、3年間を甲子園で締めくくることができてよかった」と振り返った。

 青柳さんは、これから神奈川県予選を迎える後輩たちに「OBとして頑張ってほしいと思っている」とエールを送った。

  ※  ※  ※

 同校のOB会会長で前神奈川工科大学野球部監督の関口幸三さん(59)は、現役時代には叶わなかった甲子園出場を、2014年、OBたちによる「マスターズ甲子園」で果たした経験を持つ。

 関口さんは「現役球児には、商大高校で野球ができた事に悔いの残らない、将来『商大高校を卒業して本当に良かった』と思ってもらえるような高校、野球部であってほしいと願っている」と思いを語る。

 新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、コロナ禍以前のスタイルに戻ってきた高校野球。関口さんは「今の2、3年生は中学、高校生活をコロナ禍で過ごした世代」と現役選手たちの苦労を慮り、「だからこそ特に3年生には、最後の高校野球を満喫してもらいたい」と激励。最後に「ぜひ多くの人に球場に行って応援を盛り上げてほしい」と話した。

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