旭区・瀬谷区 社会
公開日:2023.12.07
交通安全
自転車 ヘルメット着用を
致命傷防ぐ効果が実証
道路交通法の改正により、今年4月からすべての自転車利用者にヘルメット着用が努力義務化された。
ヘルメットには、頭部を守り致命傷を防ぐ効果がある。自転車乗車中に交通事故に遭った人の致死率が、着用していなかった人は、着用していた人の約1・6倍になるというデータもある。また、致命傷の約6割が頭部となっており、ヘルメットの必要性が証明されている。
しかし、旭警察署交通課の担当者によると、着用率はいまだ低いとのこと。「ヘルメット着用はマナーの一つ。自分の身を自分で守ってほしい」と話す。
また、ヘルメットを選ぶ際には、安全基準をクリアしている製品を選ぶこと、サイズが合っているものを選ぶことが必要。着用するときは正しい角度で装着し、あごひもをしっかり締めることで、効果が発揮される。
車と人の事故増加
同課によると、今年1月から11月29日までの期間に、区内で発生した交通事故の件数は427件。6月には死者1人の事故も発生した。
事故の内訳で多いのが、車と人の事故。横断中の人が轢かれてしまう事故が、区内で増えているという。
担当者は「横断歩道でないところを渡る人が多い。少し間違えれば死に直結する事故が発生しかねない。横断歩道であれば保護の対象になり安全が確保されるので、そこを渡ってほしい」と注意を促す。
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