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旭区版 公開:2024年3月14日 エリアトップへ

(合)鶴ヶ峰洗剤 「すすぎ0」の能登支援 「よこはま森の洗剤」を寄付

社会

公開:2024年3月14日

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齋藤光洋さん、麻紀子さん夫妻が作る「よこはま森の洗剤」
齋藤光洋さん、麻紀子さん夫妻が作る「よこはま森の洗剤」

 合同会社鶴ヶ峰洗剤=齋藤光洋代表/鶴ヶ峰2の35の6=は、3月に入っても断水による水不足が懸念される能登半島地震の被災地に「すすぎ0」で洗濯できる「よこはま森の洗剤」を寄付している。環境にも優しい洗剤を提供することで、被災地の日常を取り戻す「復興」への一助を担っている。

 商品は、油汚れを微生物が分解しやすい形にする易生分解性洗剤で、プロ登山家だった木村正宏さんが立ち上げた「有限会社がんこ本舗=本社・福岡県=」が開発した製品。パームやしやヒバオイルなど植物由来の油が原料で、原油の海洋流出事故処理から生まれた。齋藤さんは製品に共感し、10年以上前から個人的に仕入れ、販売を行ってきた。

 がんこ本舗では、全国で地産地消での製造を薦めており、齋藤さんは「横浜で製造販売してはどうか」との打診を受け、2022年に合同会社を設立、23年4月から製造・販売をしている。「地産地消」とするため、横浜産の摘果みかんの皮から精油を抽出し、「よこはまの森洗剤」として販売を始めた。

 能登への寄付は1月下旬。被災地支援に行く区内の人から「現地は水が足らないので送って欲しい」との依頼を受け、100ミリリットルの小分けしたパックを20個送った。断水のため被災地では川の水や井戸水を使って洗濯していた。また下水道も壊れているため、排水は裏山などに捨てていたという。

 「よこはま森の洗剤」は、落とした汚れを繊維に再付着させない独自技術ですすぎがいらないため、少量の水で洗濯が可能。また易生分解性洗剤なのでそのまま土壌に廃棄したり川に流しても問題がないとされている。

 同社では3月になっても水道の復旧の見込みが立っていない地域があることから、現在、避難所5ヶ所に450個分の「よこはまの森洗剤」を送ることを目標に寄付を募っている。2月20日時点で14万円超の寄付が集まり洗剤120袋とポンプ式のボトル100個、さらにがんこ本舗から提供の除菌抗菌剤を能登地区へ送っている。

 齋藤さんは「半年くらいは続けないといけないかも」と決意を語る。寄付は600円で100ミリリットル洗剤1パックを送ることができる。小分けにすると余計にプラスチックごみが発生するため、大容量(3リットル・16500円)の寄付も受付けている。

 寄付に関する問合せは鶴ヶ峰洗剤【電話】️045・873・8069または左記2次元コードから。

100ミリリットルで洗濯50回分
100ミリリットルで洗濯50回分

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