いずみ走友会 タスキ繋いで新潟へ 30年節目に350km走破
いずみ走友会が創立30周年を記念し、5月3日〜5日、本州横断350キロの駅伝(リレーマラソン)に挑戦した。5年ぶりに走破したもので、「あの景色とあの感動をもう一度」というスローガンのもと20人が参加した。
5月3日の早朝、いずみ台公園を出発し、3日間かけて横浜から新潟までリレーで繋いだ。1日目は山梨県勝沼町、2日目は長野県安曇野市を目指し、3日目に新潟県糸魚川市へ。日本海側への走破を達成した。
リレーマラソンは今回で3度目。2004年5月に実施した1回目は、同会の創立20周年記念として日本橋(東京都)から糸魚川間を走った。2008年の2回目は、新潟県中越沖地震の被災地復興や、横浜開港150周年の節目にふさわしいイベントをとの声が上がり実施した。30周年を機に、過去2回のリレーマラソンのような大きなイベントを求める気運が再び高まり、3度目の挑戦が決まった。
1日目と2日目は20人、3日目は18人が走り、10キロ(一部5キロ)ごとにランナーを配置。1日平均120〜130キロを走った。
同会の山下鉄明会長は「今回のリレーマラソンは大成功だった。全日程を通して天候に恵まれたことや、事故やケガ人もなく、全員で走り切ることができて良かった」と話し、走る喜びと健康の大切さを再確認した。柏崎市の公園に5年前、同会が植樹した「もみじの樹」が順調に育っていることも確認することができた。
今回のリレーマラソンはゴールデンウィークと重なっていたため、横浜から山梨間で渋滞に巻き込まれる苦労があった。先導車や随走車がランナーの前方を走るはずだったが、渋滞で車が止まっている間にランナーが先に走って行き、走行距離が長くなってしまうこともあった。山梨県を過ぎるとスムーズに繋がり、特に安曇野から白馬間は新緑が美しく、景色を楽しみながら気持ち良く走ることができたという。
1回目から今回までリレーマラソンのメンバーは変わっていない。会員の年齢も上がっているため、全体の走力が落ちてきているという。山下会長は「新しく若い力が必要」と課題を話し、今後も活動を継続していくために、新しいメンバーを増やしていきたいと意気込んでいる。
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