市内3校目の義務教育学校として来年4月に開校する緑園学園の標準服や校章などのデザインが決まった。開校まで半年を切り、今月末には通学区域の保護者を対象にした開校説明会も開かれる。
現在の緑園東小学校と緑園西小学校の学区に住む小中学生が通学し、小中一貫の9年教育を行う緑園学園。開校に向け、学校関係者や地域住民らで構成される準備委員会が標準服や校章のデザインのほか、校歌の制作過程などについて検討を進めている。
児童らの希望反映
今回決定した標準服およびジャージ・体操着は、中学校に相当する後期課程の生徒が着用するもの。東小・西小の児童へのアンケートや委員会内の検討部会での審査を踏まえて決定した。
標準服はグレーを基調としたブレザータイプ。スラックスは児童や保護者からの要望を踏まえ、性別に関係なく体形に合わせた2種類を用意した。ネクタイやリボンは薄い水色ベースを予定している。
ジャージ・体操服はネイビーブルーが基調。西小の鈴木亘世校長は「児童たちからも『他校と被らないデザインで新しさを感じる』といった反応がありました」と話す。
若葉マークをモチーフ
校章は緑園学園に通うことになる東小・西小・岡津中・名瀬中の児童生徒や保護者・地域住民からデザインを公募。応募があった99件から選考を経て選ばれた。
採用された校章は「人生の初心者としての心得、義務教育学校」を象徴する若葉マークがモチーフ。色は横浜ブルーと緑園グリーンを合わせたブルーグリーン。縦の線は9年間の右肩上がりの成長性をイメージ。左上には東小の校章にある「R」を継承している。準備委員会の成田俊人委員長は「洗練された良いデザイン」と評価した。
また、後期課程の給食については東小・西小PTAからの要望などを受け、デリバリー型給食ではなく前期課程の給食室を活用した自校調理方式での提供が決まった。
通称「緑園学園」に
学校名に関して、今後は通称として「横浜市立義務教育学校 緑園学園」を使用することになった。横浜市の規則に基づき、義務教育学校には児童生徒・保護者・地域にとって親しみやすく呼びやすい名称として通称が定められている。これまで開校済みの2校も「西金沢学園」「霧が丘学園」の通称がそれぞれ使われている。
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