領家中ソフトテニス 強豪押さえ全国制覇 県勢初の快挙
愛知県一宮市で8月20日と21日に行われた「第44回全国中学校ソフトテニス大会」男子団体戦で領家中学校が優勝し、神奈川県勢として初の全国制覇を成し遂げた。応援に駆け付けた家族や教諭が声援を送る中ノーシードから勝ち上がった。
同校の出場メンバーは後藤佳佑・為我井洋樹組、岸本大輝・水島隆斗組、石川由樹・荒井良介組、山崎颯馬・野口友之組の4ペアで、全員3年生。
大会2日目の21日、同校は東山中(愛知県)との初戦を2対1で突破。「会場の雰囲気は緊張感があってのまれそうだった。最初は苦しかった」と後藤キャプテンは試合を振り返る。
その後は緊張も解けて勢いを取り戻し、2回戦の札幌西野中(北海道)を2対1、3回戦の備前中(岡山県)を2対0で破り、準決勝に駒を進めた。対戦相手は第1シードの上宮中(大阪府)で、昨年の優勝校。「試合中は無心だった」といい、集中力を発揮し2対1で勝利した。
迎えた多治見中(岐阜県)との決勝戦は、「負けることは考えず、のびのびとやる」との意気込みで挑んだ後藤・為我井組が4対0で繋ぐと、第2試合は1対4で相手にリードを許す展開となるも「負けても次に繋げる気持ちで」と岸本・水島組が奮闘をみせた。勝敗が決まる第3試合は、前日の個人戦で5位に入賞した石川・荒井組が4対0のストレートで下し、見事初優勝を飾った。
優勝が決まった瞬間、選手たちはコートに飛び出し喜びを爆発させたといい、日頃の練習を支えてきてくれた家族への報告も忘れなかった。
初の全国制覇という偉業を成し遂げた選手たちは、「優勝の喜びは大きい。でも何より、このメンバーで3年間やることができて良かった」と晴れやかな笑顔で互いの健闘を称えた。
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