地域の特性を生かし、市民自らが身近な生活環境の整備を提案する「ヨコハマ市民まち普請事業」に昨年度採用された下和泉湧き水を守る会。湧水を住民の憩いの場にしたいと下和泉4丁目で進めていた作業がこのほど完成した=写真。
かつては薄暗くて見通しが悪く、防犯上の課題も多かった同地。ごみの不法投棄も目立ち、森の自然環境が悪化していたばかりでなく、森で遊ぶ子どもたちの姿も少なくなっていた。
同会では、市の整備助成を受けて、枯れ木や倒木の撤去、小川や花壇、安全柵や歩道の整備などを進めてきた。「わきみずの森」と名付けられたこの場所は、子どもから高齢者まで誰もが気軽に立ち寄って日常的に自然と触れ合える空間をめざし、ベンチや水汲み場もある。この日も近所で畑作業を終えた女性が手や長靴を洗いに来る姿があった。整備作業に長く携わった男性は「数年後にはもっと環境が良くなる。ぜひ、子どもを連れて遊びにきてほしい」と話していた。
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