全日本空手道志空会横浜道場に所属する益田杏璃(あんり)さん(岡津小1年)が、1月10日に行われた第58回横浜市空手道競技大会「形 小学1年女子」の部で優勝した。益田さんは昨年6月の市大会、同5月・11月の県大会でも優勝。前途有望な空手少女だ。
3人きょうだいの真ん中の益田さんは、先に習っていた兄の影響で幼稚園年少の4歳から空手を始めた。
志空会師範の小林志光さんは「負けん気が強くて一生懸命な努力家。小学1年生だが、目標に合わせて自分を律することができる。そういう子なので県や市の大会でも優勝できている」と印象を話す。
小学校入学を機に小林師範から「全国大会を目指してみよう」と目標を設定され、大会にも積極的に出場するように。すると5月に行われた県大会で初優勝。翌月の市大会でも優勝し、7月には関東大会で3位に。8月には全国大会に出場するなど、瞬く間にステップアップしていった。
母親の光紗さんは「『まずは大会に出てみよう』と思っていたら、まさかの優勝という感じ。本人もうれしかったと思います」と振り返る。
得意とする種目の「形」とは、仮想の敵に対する攻撃技と防御技を一連の流れで組み合わせた演武を行うもの。技を勢いよく繰り出しつつも動きにブレのない「キレを取る」ことが採点のポイントだ。「最初の挙動が上手くできるよういつも練習しています」と益田さん。
志空会は横浜のほか、湘南台・長後・大和にも道場を構えており、益田さんも西が岡小や領家中で行われる週2回の横浜道場の練習に加え、他道場も合わせて週5回稽古に励んでいる。「楽しく稽古が出来て自信が持てた」と、今では自宅でも気付けば形の練習をしているという。
2月には関東地区の代表として再び全国大会に出場する。夏の全国大会ではベスト16で敗退し涙をのんだが「負ける悔しさを知ったことで稽古の量も増えた」と小林師範。益田さんは「キレや早さをいっぱい練習して、優勝したい」と自信に満ちた表情で話した。
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