地域の活性化を目的に緑園で地元野菜の販売を行う「坂の駅ポンテ」(大嶋裕司会長)が今年で8年目を迎えた。今年度初の活動だった6月30日にも、客を呼び込むメンバーの元気な声が飛び交った。
農業が盛んな泉区で地産地消を広めようと緑園地区活性化委員会のなかで立ち上げられた同会。
ポンテはイタリア語で「架け橋」という意味。その名の通り、生産者と消費者をつなぐ役割を担っているほか、定年を迎えたメンバーの社会参加の場にもなっている。現在は11人で活動中。イベントのPR方法は主に地域の回覧板と掲示板のみだが「採れたて野菜が身近で」が定着してきた。
発足当初は協力農家探しで苦労し、商品確保も困難だったが、今では安定的に農家からの野菜が集まるようになり、毎回店頭には旬の野菜を並べられるようになった。販売は夏と秋、年間通して計10回だ。
下飯田の片野農園と和泉町の横山農園に提供してもらっている採れたての新鮮な野菜は、手ごろな価格で買えるとあって、毎回飛ぶように売れる。特に枝豆は大人気で、開店から30分も経たないうちに完売してしまうほど。
利用者の多くが高齢者で「ポンテを頼りにしてくれる人たちも多い。まだまだ、やめるわけにはいきません」と大嶋会長。
引き続き地域の活性化と消費者の笑顔ために続けていくつもりだという。今後は協力してくれる提携農家をより増やし、「区内全域の農家と消費者の懸け橋になりたい」という想いがある。野菜だけでなく卵など、様々な食材を扱っていくことが目標だ。
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