マーチングバンドの新形態「MIX3」(通称スリークロス)の初となる全国優勝決定戦が5月7日、泉区民文化センター・テアトルフォンテで開かれた。16チーム総勢66人が、小編成ならではの独創的なパフォーマンスを披露。マーチングの新しい可能性を示した。
狙いはすそ野拡大
MIX3は「マーチング・インターリーグ・スリークロス」の略称。大人数での編成かつ体育館など広さが必要になる一般的なマーチングとは異なり、フロアサイズは25m×15m、10m×7・5mの2種類。最少1〜3人編成も可能だ。
マーチングバンドのすそ野を広げようと、経験のある有志らによる団体「マーチング祭組織委員会」が考案。昨年から全国各地で大会を実施してきた。
精鋭16チーム集結
「2022MIX3オールジャパンチャンピオンシップスFINAL」と題した決勝大会では、4人以上10人未満のディビジョン2と、3人までのディビジョン3の2部門を実施した。
当日は、今年3月から九州や関西など全国5会場で開催してきた大会に出場経験のある7チームを含め、全国の精鋭計16チームが顔を揃えた。
出場した選手たちは、普段よりも近い観客との距離を感じつつ、反応を楽しみながら演技を披露。D2がカラーガード4人編成の「Cthe」、D3では区内在住でカラーガード最少の1人で挑んだ井上こすずさんが優勝を果たした。
両者について同委員会は「演技の技術、全体の効果などが素晴らしく他の見本となる」と称賛。「泉区から『新しい文化』が始まった。初のファイナルにふさわしいハイレベルな演技ばかりだった」と話した。
![]() パーカッションやフラッグなどマーチング要素を用いながら独創的な演技で観客を魅了した出場者(主催者提供)
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