横浜市は、市内在住・在学の高校生を対象に海外留学の支援策を実施しており、このほど今年度の募集を開始した。

　横浜ゆかりの篤志家からの寄付金を原資として設立された基金を活用したもので、若者の英語力をはじめとするコミュニケーション能力や、異なる文化・価値観を理解する力を身に着け、国際的な舞台で活躍できる人材育成等を目指す。

１人最大40万円補助

　募集は【1】姉妹校等留学プログラムと【2】個人留学。【1】は市内の高校や市民団体が実施する留学プログラムが審査される募集枠。留学期間は７日以上。補助上限額は１人20万円、募集数は10〜30プログラム（１プログラム２人）。募集期間は６月９日まで。書類審査等を経て、交付決定は８月以降となる。

　【2】の対象は市内在住・在学の高校生。留学期間は、おおむね１年で補助上限額は１人40万円。募集数は10〜20人程度で、募集期間は５月31日まで。書類審査・面接等を行い、交付決定は７月中旬を予定している。

　昨年度の対象は【1】で２人（応募数２人）、【2】で18人（同20人）。事業が始まった２０１４年度から昨年度までに対象となったのは【1】が１４６人、【2】が94人だった。

　応募は所定の様式に記入し、【1】は国際局政策総務課へ、【2】は教育委員会事務局高校教育課へ郵送する。詳細は横浜市のサイトで確認を。市では「たくさんの皆様からの応募をお待ちしております」としている。

　問い合わせは同局【電話】０４５・６７１・４７００へ。