岡津中学校ソフトボール部がこのほど、神奈川県中学校女子新人大会の横浜地区予選本選トーナメントに出場し、11月12日から開かれる県大会出場を決めた。

　同部は６校に与えられる県大会出場権をかけて豊田中、谷本中に勝ち、ベスト８まで進んだが金沢中に敗れ、鶴ヶ峯中との代表決定戦へ。選手たちが「スロースターター」と自負するように先制点を奪われることが多く、決定戦でも初回に先制を許し、追いかける展開に。選手間で「落ち着いていつも通りにプレーしよう」と言葉を掛け合いながら、試合後半では打線がつながり８対６で勝利し、県大会出場権を得た。

メンバーは実質９人

　同部のメンバーは２年生８人、１年生３人の11人。そのうち２年生２人は女子野球のクラブチームに所属し、土・日は基本的にクラブチームで活動するため、試合には出場人数ギリギリの９人で挑んでいる。

　昨年度はメンバーが足りず他校と合同チームで試合に臨んでいた。今年４月には新入生を勧誘しようと、ポスターを描き声を掛け、単独で出場できるメンバーを揃えた。キャプテンの平間百香選手（２年）は「休日は友達としてみんなで遊びにいくほど仲がいいですが、ソフトボールをするときは仲間として区別しています」と力強い。

　平間キャプテンは「個々の能力は高いと思う。それを連携させられれば県大会でも上位に進めると思う」と意気込み目標はベスト８以上。「最も注意しなければいけないのは体調管理。１人でも欠けると試合できないので」と話す。

　県大会は12日から県内各地で行われ、予選を勝ち抜いた34校が出場。決勝は19日。岡津中学校は大野北会場で南毛利中学校と初戦となる（午前９時試合開始）。