戸塚駅北側にある大踏切の上に1月27日深夜、東西をつなぐ橋げたの一部が架けられた。2月に残りの橋げたが架けられ、今年末には「大踏切デッキ(仮称)」が完成し、歩行者の通行が可能となる予定だ。
ラッシュ時の通行可能時間が1時間あたり、わずか3分。ピーク時の通行遮断時間が横浜市内ワースト1位の戸塚大踏切。この「開かずの踏切」による混雑を解消しようと、整備が進められているのが大踏切デッキ(仮称)だ。
デッキの整備は、戸塚駅北側の大踏切の「戸塚駅前地区中央土地区画整理事業」の一環。同時に工事が行われている都市計画道路「柏尾戸塚線」と合わせ、完成すれば歩行者は大踏切上のデッキを、車は大踏切下のアンダーパス「柏尾戸塚線」を通り、駅の東西を行き来できるようになる。
デッキは、昨年7月から地下20〜25mまで橋脚(柱)をジャッキで圧入する基礎工事が行われ、11月末までに地上部のデッキを支える橋脚が完成した。
深夜に交通規制
デッキの幅は約8m、全長は約80m。現在は西側の橋げた(約26m)が架設された状態だ。残りの東側の橋げた(約45m)は2月12日、13日の電車が運行していない午前1時15分〜2時30分に大型クレーンで架設作業が行われる。作業中は大踏切は通行止めとなる。都市整備局区画整理課によると、デッキの完成は今年末の予定だ。
柏尾戸塚線の進捗
柏尾戸塚線は昨年12月に大踏切直下部分のトンネルの躯体(骨組み)部分が完成。現在、線路を支えるために設置されていた工事けたの撤去作業が行われている。今後、トンネル周囲の土の埋め戻しや線路周辺の復旧工事が実施される。
同課の担当者は「完成は予定通り14年度末の予定。15年度早期の利用開始を目指している」と話す。
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