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公開日:2025.12.11

東戸塚小金子さん
写真コンテストで最優秀
祖父母の働く姿を記録

  • グランプリを受賞した「つながる命」(上、提供)/賞状を持ち笑顔の金子さん

 東戸塚小5年生の金子陽香さんがこのほど、(株)アイデムが主催の写真コンテスト「はたらくすがた」小学生の部でグランプリを受賞した。米農家の祖父母を写したもので、陽香さんは「じいじとばあばの一生懸命な姿の写真で賞をいただけてうれしい」と話した。

 同コンテストは、子どもたちが仕事や働くことに興味を持ち、その大切さに気づくきっかけづくりのため、同社が2005年から実施している。今回で20回目の開催。小学生・中学生・高校生の部に分かれ、総数8199点の応募があった。

命のつながり伝える

 金子さんの祖父母は茨城県で稲作と畜産を行っており、収穫時期や長期休みには作業を手伝いに行くという。

 3年前、祖父の岡村曻一さん(80)は脳梗塞に倒れたが、懸命なリハビリを経て同年も米づくりをしたという。「いつも送ってくれて食べてるお米が、命を懸けてつくられているものだと気づいた」という金子さんは、祖父母の働く姿を記録に残そうと、昨年11月に今回の写真を撮影した。タイトルは「つながる命」。トラックに積み上げられているのは脱穀したあとの藁の束で、この後牛の餌になることからこのタイトルを付けた。

 普段から旅行先などで母親のスマホを借り、風景写真を撮影するという金子さん。同写真は積みあがった藁、山や夕焼けが広がる背景のバランスを考えて1枚に収めた。

 今年の夏休みの自由課題で同コンテストに興味を持った金子さんは、命の循環や祖父母への感謝について書いた文章を添えて提出。構図や写真に込めた思いなどが評価され、見事グランプリに輝いた。金子さんは「賞をいただけるとは思っていなかったのでびっくりしました。受賞の報告をしたら、じいじとばあばは私よりも喜んでくれました」と笑顔で語った。

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