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公開日:2013.02.14

戸塚区総合庁舎
PFIでサービス向上を
区庁舎では市内2例目

  • 完成を目前に控えた総合庁舎

 2月末に完成を控える戸塚区総合庁舎(戸塚駅西口第1地区第二種市街地再開発事業)。同施設は設計から完成後の管理運営まで、民間企業が主体となるPFI事業で行われる。民間力を活用した、質の高いサービスが今後期待される。



 戸塚区総合庁舎は、横浜市が契約済みのPFI事業の中で8例目。区庁舎としては、瀬谷区(2008年契約)に続き2例目になる。



市では市民サービス向上やトータルコスト削減を図るため、公共施設の整備、改修、運営などで積極的にPFIを導入している。



 今回の総合庁舎では一般的なPFI手法に基づき、SPC(特別目的会社)として「アートプレックス戸塚(株)」を設立。全国で50件のPFIを手がける三菱UFJリース(株)が代表企業に入っている。構成員となる4社には設計、建設を手がけた鹿島建設(株)をはじめ、管理運営で(株)共立(区民文化センター)、(株)ハリマビステム(交通広場ほか)、コクヨマーケティング(株)(備品設置など)が入る。また協力会社として、(株)東畑建築事務所(設計の一部、工事管理)と(株)レストランモア(食堂運営)が入っている。



 SPCは横浜市PFI事業審査委員会により、10年に一般競争入札で選定。落札額は約169億円に上る。契約期間は27年3月末までの約14年間だ。



1階店舗にドラッグストア



 1階の店舗部分もSPCとの契約になり、CFSコーポレーションが運営するドラッグストア「HAC」が入ることが決まっている。市の都市整備局では、「入店希望の問合せは多数だったと聞いた。にぎわいのある店舗になると期待している」と話している。



※「PFI」…PrivateFinance Initiativeの略称。公共施設などの建設、維持管理、運営などを民間の資金と経営能力、技術力を活用して行う手法。国や地方団体が直接行うよりも、効率的、効果的でより質の高い公共サービスの提供を目指す。

 

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