神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2013年11月14日 エリアトップへ

環境絵日記コンクール 安室さん(品濃小4年)に市長賞 考案の背景は原発事故

教育

公開:2013年11月14日

  • LINE
  • hatena

 横浜市内の小学生を対象に実施された「環境絵日記コンクール」の優秀特別賞22作品がこのほど発表され、品濃小学校4年生の安室(やすむろ)朋華さんが横浜市長賞を受賞した。安室さんは昨年に続き、2度目の優秀特別賞受賞。

 コンクールは、子どもたちの環境問題に対する意識向上を目的に、横浜市資源リサイクル事業協同組合が主催した。市内の小学校全学年を対象とした夏休みの自由課題として13年前に始まり、今年は過去最高となる1万9128人の児童が応募した。

 テーマは「みんなで環境未来都市について考えよう」。安室さんは1カ月にわたって構想を練り、動物や魚の動きを電気に変える装置「エレメーター」を考案。身近な場所で安全に電気を作る仕組みを描いた。

 エレメーターとは、『エレクトリック』と『メーター』を掛け合わせた安室さんの造語。この装置を動物園のゾウや水族館の水槽、スポーツジムのランニングマシンなどに取り付けると筋肉の動きや水流によって発電され、コントロールセンターから家々に電気が供給されるという。 

 考案の背景にあるのは福島県の原発事故。「震災で原発が壊れて電気が作れなくなってしまったけれど、『エレメーター』なら地震で壊れることもないし、動物や魚の力だから放射能の危険もない」。身近な動力を生かすため、どんな場所でも発電が可能で、”電気の地産地消”ができることも特徴とした。

 安室さんは将来エレメーターを開発したいとし、「未来の人は放射能なんて言葉を知らない平和な世界になってほしい」。

 人の歩行する振動を電力に変換する床発電について研究している慶應義塾大学環境情報学部の武藤佳恭教授は本紙の取材に対し、「動物や魚の動きを電気に変換するのは可能。現在は小電力の発電しかできないが、大変おもしろい」と安室さんのアイデアを評価。自身もハムスターで実験を行ったことがあり、「LEDぐらいは点灯したがハムスターは疲れるようだ」とコメントを寄せた。

安室朋華さん
安室朋華さん

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

多目的広場が公開

舞岡八(はち)幡(まん)山しぜん公園

多目的広場が公開

団体利用は5月開始予定 

3月28日

支援続けて10周年

発達障害がある家族持つ人

支援続けて10周年

区内で活動 動画を制作

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook