本紙に不動産のコラムを連載し続ける 高鳥 修一さん 戸塚町在住(戸塚区不動産センター代表) 38歳
自分が暮らす街の専門家に
○…「住んでいなければ街の良さは分からない。自分が暮らす、好きな街の専門家でありたかった」。6年前に不動産会社を起業。約1年間かけてあらゆる街を見て回り、戸塚区を開業の地に決めた。老若男女が暮らす温かみのある雰囲気に魅かれたという。取り扱うのは戸塚区内の物件のみ。「歩けばお客さまに会うことも多い」と今ではすっかり街になじんでいる。
〇…埼玉県出身。実家は祖父の代から続く不動産会社だ。幼いころから父親たちの仕事ぶりを間近で見て、「不動産業に携わりたい」と自然と決めていた。大学を卒業後、大手不動産会社に就職。その後、実家の会社に約8年間勤め、結婚も機に戸塚区へ。「実は不動産に関する相談相手や、聞きやすい人ってあまりいない」と指摘する。売買が条件で来店するのではなく、「本当に自分は売買できるのか」という大前提から相談できる専門家が必要だとずっと感じていた。
〇…そんな思いから不動産取引に関する疑問や知識などをまとめたコラムを書くことに。小冊子としてまとめ、本紙にも連載を続けている。「不動産って高額な取引だから、お店に行きづらい人も多いはず。そんな人に読んでほしい」。目指すのは「親戚」のような相談相手だ。「親戚だったら正直なアドバイスを伝えられるはず。だから『今は買わない方がいい』って言うときもある」。時に自分にとって不利なアドバイスもするのは、「不動産がもっと親しみのある業界になってほしい」という思いが根底にあるからだ。「会社は今のままで十分。アットホームであり続けたい」
〇…関東学院大学4年生のときにラグビーで日本一になった経験もあるスポーツマン。今も休日はスカッシュを楽しんだり、2人の娘と縄跳びや水泳をして遊ぶ。「娘も『サザエさん』の花沢さんみたくなるのかな」と笑いながら冗談も。”街の不動産屋さん”は今日も戸塚区を回り続ける。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>