戸塚大踏切デッキ 開通で駅東西一体化へ 18日に完成イベントも
「開かずの踏切」として長年解消策が求められ続けてきた戸塚駅北側の戸塚大踏切。現在も整備工事が進行中だが、このほど歩行者の通行が可能となるデッキが踏切上部に完成する。1月18日(土)には地域が主体となり、デッキ周辺で完成を祝うイベントも行う。
「開かずの踏切」はラッシュ時の通行時間が1時間あたり、わずか3分という交通難所。横浜市では「戸塚駅前地区中央土地区画整理事業」として、車の通行はJR線下のアンダーパス(柏尾戸塚線、2014年度末に完成予定)、歩行者の通行にはデッキの整備を解消策として進めてきた。自転車・オートバイも押せばデッキを通行できる。13年10月にはデッキの名称が公募で決定。区内在住の宮内清さんが応募した「戸塚大踏切デッキ」になった。
供用開始は18日から。これに先立ち、横浜市では当日に戸塚駅の東西一体化を祝う開通記念式典をデッキ上で開催(午前10時から11時、関係者のみ出席対象)。命名者の表彰やテープカット、三代夫婦による渡り初めなどが行われる予定だ。
デッキ完成は地元の念願
式典後には、地域主体の完成イベントが行われる(午前11時から午後3時30分)。開催場所はデッキをはさみ、モディ北側の東会場と清源院下の西会場に分かれる。また、デッキ上ではひまわり幼稚園(戸塚町、金子禎園長)の園児たちの渡り初めも。
各会場では区内小中学校の児童生徒らによる演奏やアーティストのステージ、地元商店によるデッキ完成を記念した商品なども販売される予定だ=写真左。
主催の戸塚駅大踏切デッキ完成イベント実行委員会は13年2月ごろに立ち上げられた。戸塚駅周辺の商店会など、再開発に関わる各ブロック会のメンバーが中心となって構成されている。
実行委員長の神戸早苗さん=人物風土記で紹介=は、20年以上前からブロック会のメンバーとして携わってきた。「30、40年ほど前から待ち時間解消の要望は上がっていたが、本格的に動き出したのは20年位前から。完成は念願叶ってという思い。楽しみにしながら亡くなってしまった人も多いはず」と話す。
イベント開催にあたっては「地域が待ち焦がれていたこと。大々的に行いたい」と意欲を見せている。
イベントの詳細などはホームページhttp://www.totsukajuku-es.com/BigCrossing/index.html
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