戸塚アイアンボンドス 堂々の関東3位 初の県代表、市予選は連覇
戸塚区内の少年野球チーム、戸塚アイアンボンドス(遠藤豊明監督)が8月2日・3日に行われた関東学童軟式野球大会で、第3位の成績を残した。市予選を連覇、県を制して初の県代表として臨んだ関東大会では「守りでリズムをつくって攻撃につなげる」(遠藤監督)自分たちの野球を貫いた。
3月に行われたブロック予選で市予選への出場権を得たチームは、6月の市予選を連覇で飾った。前年ベスト8だった県大会では横浜市の代表として頂点に立ち、チーム初となる神奈川県代表として関東大会に出場した。
8月2日・3日に駒沢オリンピック公園で開催された関東大会。初戦の小倉台ライガース(千葉)に1対0で勝利したものの、準決勝で宝木ファイターズ(栃木)に1対2で惜敗し、銅メダルとなった。
準決勝では3併殺も
守り勝つ野球――。チームが掲げる野球は各大会を通じて発揮された。
関東大会では2試合とも1点差の試合。準決勝では、学童野球では珍しいとされる、3つの併殺プレーを達成し、遠藤監督は「練習通りのプレーをしてくれた」と大舞台でも普段の力を出した選手をたたえた。
「一戦一戦、試合を通して成長していった」と遠藤監督は振り返る。3月のブロック予選から約半年間。敗戦も経験したことでチームは一つになった。特にメンタル面の成長が目立ち、チームワークの良さにつながったという。
「今後は全て優勝めざす」
主将として声を出し続け、チームを引っ張った小島歩空くん(小6)は指導者やチームメート、親たちに感謝しつつ、「関東大会では優勝することだけが目標でした。3位には満足していません。これからも続く後半戦の大会では全て優勝したいです」と今後に向けた決意を口にした。次の目標は、8月30日に始まり各大会の上位約50チームが顔を揃える県の大会だ。
「最高の夏に感謝」
関東3位はチーム初の快挙。父母会の松本睦美さんは、厳しい練習に耐え、敗戦を無駄にせず、成長の糧としてきた子どもたちを「忘れることのできない最高の夏を過ごさせてもらい、感謝の気持ちでいっぱい」と労った。
「高い目標を設定して、それに向け努力できる人間になってほしい」。遠藤監督は普段からの教えを口にし、子どもたちの未来に思いを馳せた。
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4月18日