2代目の日立横浜理科クラブの理事長を務める 草薙 純介さん 下倉田町在住 71歳
ものづくりの原点を伝える
○…(株)日立製作所の元グループ社員が戸塚町の同社敷地内に立ち上げた日立横浜理科クラブ。子どもたちの理科離れが叫ばれる昨今、理科やものづくりの楽しさを知ってもらおうと31人でスタート。当初は「子どもたちに喜んでもらうために、同社が先に立ち上げていた別の理科クラブを参考にした」とつい昨日の事のように話す。クラブは今年で3年目となり、「子どもたちに提供できるイベントも増え、区や小学校とのタイアップもしている。今後もできる範囲で、身分相応に活動の範囲を拡げていきたい」と今後に対しての思いを真剣に吐露。昨年度は1年間を通して35回のイベントを行い参加者は1070人となった。
○…岡山県生まれの大阪府育ち。高校時代にはバレーボールに没頭し、チームのキャプテンを務めた。大学では旅行に凝り日本中を旅した。大学卒業後に戸塚区にある同社に入社。それ以来約30年間通信開発の技術者として、ものづくりに従事してきた。「会社に寝泊まりして、納期に間に合わせていたこともあった。しかし、大変と思わずに、むしろやりがいを感じ楽しんでいた」と往時に思いを馳せる。
○…小学校の頃から何かを作ったりする事が好きで、「鉱石ラジオを作り、クラスのみんなに自慢した」というエピソードも。とにかく理科と工作が好きな少年時代だった。現在もものを作る事が好きで、日曜大工で机と椅子を作り、子どもにプレゼントすることも。また最近はゴルフに行くことも多いとか。旅行に行くことも好きで「仲間と東海道を使い東京から京都まで30日間かけて歩いたこともあった」と胸を張る。
○…理科クラブの活動を通して、「子どもたちに理科の勉強をするチャンスを与え、その楽しさを見い出し笑顔になってくれれば。今までは仕事を通してだったが、これからは積極的に地域貢献をしていきたい」と意気込みを語った。
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4月18日