11月15日開催、横浜薬科大学「浜薬祭」で実行委員会委員長を務める 丸山 友輔さん 藤沢市在住 21歳
どんと構え、皆を見守る
○…「怒れなくて怒られる」と笑いながら、今年の「浜薬祭」実行委員会の雰囲気を「和やかで仲がいい」と話す。後輩をまとめる立場になり、厳しく接するべき時があるとは思いつつも、優しい性格からなかなかきつくは言えない。そんな姿を卒業生から指摘されることもあるという。今年で10年目を迎える「浜薬祭」を今まで以上に華やかなものにしようと一丸となって動く委員会の全体を見守る、大黒柱のような存在だ。
○…1年生の時は広報部門、2年生で広報部門長、3年生では委員長に。実行委員会に入ったきっかけは、「学校の文化祭に関わって、何か大きなことがやりたい」という漠然とした思いから。パソコンが得意だったことと、パンフレットの協賛企業を集めるための外回りで自身の内向的な部分を変えられたらという気持ちから、広報部に入った。企業と関わることも多く「学生のような、社会人のような、責任がプレッシャーともなったが貴重な機会だった」と振り返る。
○…大きなことがしたいという思いは学業においても。専攻は薬学部漢方薬学科。同大学を目指したきっかけも、近所だったという理由に加えて「漢方薬が学べるなんてめずらしいと思ったから」。将来は「漢方にも強い薬剤師になりたい」とえくぼを見せる。切り絵や羊毛フェルトなど多趣味な性格を、知識の分野の広さに生かしたいそう。
○…好きな言葉は「来る者拒まず、去る者追わず」と「なるようになる」。広い心で人と接する。文化祭の実行委員のほかには「夢R」という団体にも所属し、高齢者と月に一回、街を歩くサークル活動に参加。薬大を中心に、戸塚近郊で学生と地域住民がウォーキングを楽しんでいる。仲良くなった人から数学を教えてもらうこともあるとか。「接しやすく、とにかく元気な人が多い」と毎回感じるそう。「学校の節目の年に、地域の方にも気軽に遊びにきてもらえれば」と話した。
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4月18日