防犯カメラ併用型自動販売機が、このほど上倉田町内に設置された。自販機や防犯カメラを新設すると、初期費用がかかり、その後もランニングコストが発生する。同取組みの場合、両負担が少ない上に防犯にも役立つとして、上倉田南町内会では設置に至った。
同取組みは飲料メーカーと自動販売機会社、セキュリティ会社が共同で企画を行い、町内会が参画する。飲料メーカーなどが、町内に設置する自販機に対し、【1】本体の設置費用【2】防犯カメラ本体の費用【3】防犯カメラ設置の工事費――を負担する。また自販機の売上による利益で、防犯カメラのランニングコスト(電気代・機器やポールの維持費)の一部を賄う。
今回は、自販機を住宅地の駐車場脇に1台、同自販機横のポール上に防犯カメラを2台設置した。
自販機設置の防犯上のメリットの一つが、自販機の「明かり」だ。町内会で行うパトロールや声掛けなどの防犯活動は、深夜には行いにくい。道が明るくなり、さらにその上部に防犯カメラがあることが、深夜の車上荒らしや自動販売機荒らし、婦女子に対する痴漢・暴行行為の抑制につながるという。
今回設置された防犯カメラは画素数が比較的高く、夜間もナンバープレートが読み取れるほど。設置にあたり、3月12日には自販機・防犯カメラの映像の見学会が行われ、「カメラの画像がきれい」「道の様子がはっきりわかる」などの感想が上がった。同町内会の防犯カメラ担当、實方眞吾さんは「(防犯カメラ運用に)町内会の負担がほとんどない点はありがたい。有効で始めやすい防犯システムとして、他の町や商店に広がっていけば」と話した。
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