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公開日:2025.12.25

泉区出身柳澤仁利さん
高校球児、角界入りへ
来年1月、大島部屋に入門

  • 大島親方(右)と握手を交わす柳澤さん

 泉区出身で県立白山高校の野球部に所属する柳澤仁利(じんと)さん(3年)が来年1月に大相撲・大島部屋へ入門する。12月8日に大島親方(元関脇 旭天鵬)とともに同校で記者会見を開き、角界入りに向けた抱負を語った。

 小学2年生の時に野球を始めた柳澤さん。白山高校の野球部では強打のスラッガーとして存在感を放った。

 相撲に興味を持ったきっかけは中学3年生の時に見たYouTube。迫力ある力士の取組を見て「相撲は裸一貫の勝負。短い時間で決着が付く」と体一つで強さを競う大相撲の世界に魅了された。

 格闘技は未経験だったが、高校2年生の冬には大相撲の世界に挑戦することを決めたという。

SNSきっかけに

 覚悟が決まるとすぐに入門する部屋選びを始めた柳澤さん。SNSなどを通じて積極的に情報収集をする中で、今年の春ごろからインスタグラムのダイレクトメッセージを通じて元前頭・旭大星の大串拓也さんとの交流が始まった。

 力士になりたい思いを伝え、相談をするうちに、大串さんがかつて所属していた大島部屋を見学することに。親の理解を得る前に何度か相撲部屋に見学に訪れ、夏ごろになると本人の中では大島部屋へ行く意思が固まっていった。

 大島親方は「SNSからの入門は今までにないパターン。会ってみるとしっかりしているし、気合いも入っている。相撲に向いていると思った」と当時の印象を話す。

 最初は反対していた母親もついに本人の強い意志に折れ、「後悔のないように、できるところまでやってもらおう」と背中を押した。

「愛される力士に」

 会見の場で柳澤さんは「たくさんの人に支えてもらったからこそ今がある」と、親や野球部顧問らに感謝の気持ちを口にした。

 また「相撲を取ったことがないので基礎からしっかりやっていく。野球をしていたころと同じで、愛される力士を目指したい」と語り、「不安はなく楽しみが多い」と期待を膨らませた。

 大島親方は「すべてが初めて。その真っ新というのが良い。のみ込みが早いはず。一つずつ慣れていって、自分の得意な型を見つけていければ」と期待を込めた。

 柳澤さんは来年1月に大島部屋に入門し、一月場所で初土俵を踏むことを予定している。

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