戸塚区はこのほど、「平成29年度区民意識調査」の結果を公表した。それによると、区に愛着や誇りを感じている人が6割を超え、現在住んでいる地域から移転するつもりがないと答えた人が7割いることが分かった。
区が3年に一度実施しているこの調査。住民基本台帳を基に16歳以上の男女3000人を無作為に抽出し、アンケート用紙を6月に郵送(7月締切)。回収数1593通だった(回答率53・1%)。
13項目にわたり質問
質問は、「区政80周年」「地域活動」「とつかハートプラン」「減災行動」「戸塚区政への意見」など13項目にわたっている。
項目の1つ、「生活環境全般に対する重要度・満足度」で、区に愛着や誇りを感じているかの質問に「やや感じている」が34・1%ともっとも多く、次いで「感じている」が28・4%となり、合わせると6割強が区に愛着を持っていることが分かった。一方で「あまり感じていない」「全く感じていない」がと答えた人が1割強いた。また、今の地域に住んでいる理由について「自分や家族の持家だから」が56・5%ともっとも多く、「交通の便が良いから」が38・4%で続いた。これからも住み続けるかの問いには、最多の「たぶん住み続ける」が38・1%、次の「住み続ける」が33・3%を合わせると、7割にのぼった。その地域の中で気軽に話や、相談できる人がいるかには、「いる」が49・1%と全体の半数弱が答え、「いない」は3割弱にとどまった。
町内会加入は7割
2019年4月に迎える「区制80周年」の項目では、祝う取り組みとしてもっとも多かったのが65・3%の「みんなで盛り上がれるイベント」で、意見として「花火大会を復活させてほしい」「東海道マラソン大会」「普段入れない研究所や大学のツアー」などが寄せられた。
「地域活動」の項目では、自治会町内会に加入しているかの問いに「加入している」が76・5%と全体の7割を占めたものの、14年度、11年度より加入者が減少していることが分かった。
区が進める「とつかハートプラン」(地域福祉保健計画)を知っているかの質問には「知らない」が56・4%でもっとも多く、「知っている」は8・6%で1割に満たなかった。
「減災行動」の項目では、「住宅用火災警報器を設置している」が59・5%でもっとも多く、「3日分の非常用食料や水の備蓄をしている」と答えた人が49・2%いた。
「区政への意見」の項目では、「区政・まちづくり」「広報活動の充実・見直し」「駅周辺環境の改善」「高齢者福祉」などへの対策を求める人が多かった。
今回の調査結果を受け、区では「地域でつながりのある人は、地域への愛着や生活への満足度が高いことが分かった。心が豊かな暮らしのために、地域のつながりを応援していきたい」と話している。
詳細は区HPで閲覧することができる。
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