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戸塚区・泉区 人物風土記

公開日:2018.04.19

映像と朗読を交えたピアノリサイタルをさくらプラザで開く
東郷 まどかさん
平戸町在住 

好きの先にあったもの

 ◯…ピアノリサイタルを4月27日、区民文化センターさくらプラザホールで行う。「プログラムをより理解して頂くための工夫として、ステージ上で曲の世界をイメージしたイラスト映像を投影するほか朗読も交えてみました。初の試みですが、皆さまに楽しんで頂ければと思います」と、それぞれの曲の作品観がふんだんに表現される。

 ◯…現在、昭和音楽大学をはじめ関連教室などで教鞭をとる。東京芸術大学を卒業後にハンガリー政府給費生としてブタペストのリスト音楽院に留学するなどピアニストとしてのキャリアを積み上げてきた。「ピアノが好きで、好きで仕方なかったみたい」。近所の家のピアノに触れたがる娘の様子をみて母親が3歳の時に自宅に購入。最初は母親に、次に住んでいた団地でピアノを教えていた友人の母親に、中学に入ると毎週末に片道2時間かけて東京の武蔵小金井までレッスンを受けに通った。「でも高校は普通科。特にピアノだけの道に進もうとは思わなかったし、勉強も好きだったから」

 ◯…一転、音楽の道に進むことを決めたのは、高校時代に入部したオーケストラ部。普通科にも関わらず、同級生20人が音楽家の道に進んだレベルの高いメンバーと共に部活動に励んだことが、その後の道を決めた。「本当に楽しかった。今もプロで活躍する友人から手紙がくるの」と海外から届いたハガキを嬉しそうに見せる。

 ◯…戸塚に住んで28年。かつて戸塚駅近くにあった産婦人科医院が主催する妊婦のためのコンサートに何度も出演。戸塚でリサイタルを開くにあたり、その思い出は欠かせない。「良質な音楽に触れるとても素敵なコンサートでした」と話し、自分のリサイタルがその役割になればと話した。

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