区内の少年野球チーム「原宿レッズ」のキャプテン・須藤仁君(大正小6年)がこのほど、2018横浜DeNAベイスターズジュニアチームの一員に選ばれた。今年は県内外から910人が選考会に参加し、16人を選出。須藤君は区内で唯一メンバー入りを果たした。
ベイスターズジュニアは、プロ野球12球団のジュニアチームが競い合う年末の大会に出場するため、県内外の小学6年生からメンバーを募り、結成される。
今年の応募数は過去最多の910人。須藤君も以前より憧れていたことから応募を決意し、4回にわたる選考会を勝ち抜いて見事16人の精鋭メンバーに選ばれた。
選考会では、主に基礎体力から「走・攻・守」といった技術面を審査。実際にプレーも行い、得意のピッチングや複数の守備をそつなくこなしたことが評価につながった。
須藤君は「同世代の上手な子と試合できることが楽しみだったから、緊張せずにリラックスして臨めた。それが今回の結果に結びついた」と振り返る。
左利きエース打者圧倒大会での優勝誓う
須藤君が本格的に野球を始めたのは小1の頃。2人の兄が「原宿レッズ」に所属していたこともあり、その影響を受けて入団。着実に力をつけた。
小3の頃、監督の勧めで本格的に投手を務める。左利きであることを生かし、右打者の内角にボールを投げ込む「クロスファイヤー」という技術を習得したほか、投球時に内角と外角を投げ分けるなど、打者を混乱させるプレースタイルを定着させた。
同チームの平良弘志監督は「ピッチングはもちろん、走塁に関してもスタートを切るタイミングが抜群。オールマイティーにこなせる選手」と一目を置く。
「基礎を大切に」
「1日1時間の練習は欠かせない」と須藤君。特に力を注ぐのは、投球動作を何度も確認する「シャドーピッチング」だ。体幹が鍛えられ、投球フォームも整えられたという。「基本的なことだけど、この練習あってこそ万全の態勢で試合に挑める」とポイントを話す。
ベイジュニアではピッチャーでの起用が予想され、現在、12月の大会に向けて練習に勤しんでいる。「選ばれたからにはベストを尽くしたい。これまで以上に頑張って、優勝をつかみ取ります」と決意を語った。
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