戸塚消防団の広報委員会が、日頃の活動PRや継続的な団員確保に役立てようと、広報誌を初めて作成した。11月3日(土)に行われる「戸塚ふれあい区民まつり」で地域住民に配布する。
地域防災の要として、在住・在勤・在学者によって結成される消防団。全国的に団員の減少が進む中、戸塚区は定数760人を上回る市内最多の766人が在籍している。「一方で、日頃の活躍があまり知られておらず、もっと身近に感じてほしいと考える団員も多かった」と話すのは、戸塚消防署の消防団担当者。そんな中、今年4月、活動や魅力を発信したいという熱意を持つ区内各所の団員19人により、広報委員会が発足した。
設立直後の会議では「消防団が地域のためにできることを伝える方法」や「団員を継続的に確保するにはどうしていくべきか」といった意見が上がった。こうした課題を解決しようと、すでに市内の青葉区や都筑区などの消防団が取り組んでいる広報誌の作成に着目。今年5月頃から本格的に制作を開始し、半年ほどかけて第1号を完成させた。
親しみやすさ演出
完成した広報誌はA4判、4ページでフルカラー。区内のイベントで地域住民に向けて救命講習やはしご車の搭乗体験を行っている様子や団員たちの職業人としての日常の姿、入団するための方法を紹介するなど、バラエティに富んだ構成が特徴だ。積極的に団員の「顔」を出して親しみやすさを演出し、写真を多く使うなどの工夫を凝らした。
手始めに区民まつりで配布し、今後は年に2、3回のペースで発行する予定。制作のリーダーを務めた第1分団の市川正敏さんは「戸塚消防団の活動を周知し、増員につなげることができたら」と話している。
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