戸塚区の少年サッカークラブ「BANFF(バンフ)横浜FC戸塚」(以下「バンフ」)が、10月に行われたフットサル神奈川県大会で5年ぶりに優勝し、11月24日から行われる関東大会に臨む。過去最高位の「関東3位」を突破し、全国大会の出場を目指す。
「フットサル」とはサッカーに似た5人制の球技。全国の15歳以下のフットサルチームを対象に、日本サッカー協会が毎年「全日本U―15フットサル選手権大会」を主催している。神奈川県大会は10月、横須賀市などで開催された。
「バンフ」は戸塚町にあるコートを拠点とし、日頃は11人制のサッカーチームとして活動。毎年この大会に向けてフットサルチームを編成し臨んでいる。
リベンジ果たす
「最も印象に残ったのは準決勝」と話すのは、同クラブ代表の波戸善行さん。対戦相手の「FC湘南ジュニアユース」には、直前に行われたサッカー大会で、僅差で負けていたという。
「絶対に負けられないという強い気持ちで臨んだ」という本試合。しかし開始直後に1点を取られてしまう。精神的に厳しい立ち上がりだったが、雰囲気を変えたのがキャプテンの石田義晴選手(名瀬中3年)だった。相手の守備を揺さぶりつつ突破し、同点と逆転のきっかけをそれぞれつくった。結果的には7対4で勝利。リベンジを果たした格好となった。
決勝試合もその勢いのまま、「エスタジオ横浜U―15」を8対4で下し、5年ぶりの県大会優勝を果たした。
考えながらプレー
今回の大会に向け同クラブは、相手の隙をついて突破する練習に注力してきたという。波戸代表は「フットサルはサッカーに比べてコートが狭く、(大きなパスでつなぐよりも)相手と対峙する場面が多い」と話す。攻守の入れ替えも頻繁かつ試合展開が早いことから、「コート全体の動きや流れを常に見て、考えながらプレーする」ということについても、繰り返し指導してきたという。
関東大会は過去数度出場しているが、これまでの最高位は3位。今回はこの記録を突破することが目標だ。石田選手は「自分たちがやってきたサッカーを生かしプレーしたい。予選で戦ったチームの分まで勝ちにこだわり、全国大会出場を目指します」と話す。関東大会は11月24日から山梨県で開催。上位2チームが全国大会への切符をつかむことができる。
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