2018年2月から建替えのため休業していた「イオン戸塚店」(吉田町884)が、約2年振りに「イオンスタイル戸塚」と名称を改め3月13日(金)、オープンする。
新店舗は敷地面積約10350平方メートル。直営店(売場面積約4230平方メートル)と専門店(同約1080平方メートル)で構成。地上2階建ての鉄骨造りで、屋上と1階店舗前に261台収容する駐車場を設置する(駐輪台数は195台)。「イオン戸塚店」の敷地面積は約2万8000平方メートルだったので、新店舗は3分の1の規模となった。
店舗は1階にスーパーマーケット、カット専門店、クリーニングなどのほか、店内で購入した食料品を飲食できるイオン独自のイートイン「ここdeデリ」を設置。ステーキと海鮮丼ショップも展開する。
また、「デパ地下」の要素を持つコーナーを置き、鎌倉ハムを使用した総菜、ローストビーフ、サラダなどを対面方式で販売する。
2階は直営のドラックストアや日用品コーナーのほか、カフェ、鍼灸・接骨院、歯科、スポーツクラブ、均一ショップなどの専門店が出店する。
また、イオンでは県内初という、並ばないレジ決済「レジゴー」を始める。貸し出し用の専用スマートフォンで客自身が商品のバーコードをスキャンしながら買い物を進め、専用端末機で支払いをする仕組み(3月下旬開始予定)。
地域色を生かす
こうした新たな取り組みに着手しつつ、地域色を生かした店づくりを押し出しているのも特徴だ。戸塚区に本社を置く老舗焼菓子メーカー「宝製菓」や、区制75周年時に始まった「おいしいものとつかブランド」認定商品も並ぶ。このほか市内産の野菜も販売する。
買物の利便性向上
1972年に「ダイエー戸塚店」として開業、2016年に「イオン戸塚店」となってからも、約半世紀にわたって地域に親しまれてきたのがこの商業施設だ。それだけに18年2月からの一時休業は、近隣住民にとって徒歩で日常生活品を買い物に行けなくなったことから、「不便になった」との声が多数上がっていた。吉田矢部地区連合会の川畑孝男会長は「漸くできて嬉しい。これでまた買い物がしやすくなる」と話した。
川崎聡店長は「当初は2019年秋の開業予定だったのでお待たせしてしまった。当店の2Kmの商圏には約4・9万世帯が居住し、500m圏内には多くの従業員がいる工場が立地する。一方で飲食店やコンビニエンスストアが少ないため、ランチや総菜の需要が高い。こうした地域特性に応え、住民の方々にいつでも立ち寄ってもらえる店にしていく」と抱負を語った。
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