戸塚区版 掲載号:2020年3月19日号 エリアトップへ

新型コロナの影響で小学校への納品ができなくなった野菜5トンの販売に協力した 北原 卓也さん 汲沢在勤 43歳

掲載号:2020年3月19日号

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地域に送る、温かいまなざし

 ○…世界中を混乱に渦に巻き込んでいる新型コロナウイルス。ここ戸塚区もその例にもれず、3月上旬から公立各学校が臨時休校に入ったことから、小学校の給食も中止。戸塚青果市場では、仕入れ済みの野菜が宙に浮いてしまう形に。その対応方法を相談され、所属する戸塚宿ほのぼの商和会、関係がある東戸塚商店会に販売協力を要請したほか、自らのツイッターなどを駆使し、主に戸塚区民に購入を呼びかけた。結果4日間でジャガイモと玉ねぎ、計5トンが完売御礼に。「区民の皆さんの『困ったときはお互いさま』という温かい心に感謝しかない」と目を見開く。

 ○…自らを「社会活動家」と位置付ける。その言葉を裏付けるように、まちの魅力向上を目的としたイベントを企画する、主に区近辺の経営者や会社員からなるNPO法人「りそーるとつか」の理事の一人だ。「SNSを象徴とするような空中のつながりでなく、足元の戸塚の素晴らしさ、身近な人とより良い関係性を築くことにこそ、目を向け、力を注ぐべき」と熱い。

 ○…戸塚区で育つ。高校卒業後、電気通信工事業、営業、マーケティング企画など多様な職業を経験。下北沢のまちづくり振興にも携わるなど、パワフルだ。数年前、汲沢にある家業の自動車修理工場を引き継ぎ、同時にWEBサイト、広告のデザイン制作部門も立ち上げた。「顧客、世間、弊社の三方良しを目指しています」

 ○…トレードマークの顎ひげは「娘を喜ばせようと思ってね」と目を細める。社会、家族への温かいまなざしは均等だ。今回の野菜販売を契機に、改めて地産地消の啓発も行いたいという。「住民が幸せになれる取り組みを継続したい」。終始明快だった。

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