神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2021年1月14日 エリアトップへ

市大・木原生物学研究所 ビール作りに支援集まる 春と秋の販売目指す

教育

公開:2021年1月14日

  • LINE
  • hatena

 小麦研究で知られる横浜市立大学木原生物学研究所(舞岡町)が取り組むクラフトビール作り。昨年から続くコロナ禍によって麦栽培や資金面で打撃を受け、クラウドファンディング(CF)で資金協力を募っている。1月10日には目標額を突破し、春と秋の新たなビール作りに向け動き始めている。

 同研究所では2017年に初めて自家栽培のビール大麦を使ったクラフトビールを製造会社のサンクトガーレン(厚木市)で製造し、販売した。昨年3月には卒業や新生活を祝う思いを込め、桜の花と葉を加えた桜餅風味のクラフトビール「KORNMUTTER(コルンムッター)SAKURA」を作った。

 だが昨年、コロナ禍で学生の通学は出来なくなり、収穫期となる4、5月に研究や手入れを十分に行えなかった。地元農家の協力で収穫はしたものの、3密回避のため収穫後の人手や管理不足からモルト(麦芽)が作れず、廃棄せざるを得なくなった。さらに、リモート授業で大学再開後も、麦畑での行事や次シーズンに向けた費用捻出のためのビール販売などが行えず、プロジェクトは資金面でも打撃を受けた。

学内外から資金協力

 一時は今年のビール作りをあきらめたが「今だからこそ思いをつなげて笑顔と元気を届けたい」と昨年12月にCFを立ち上げた。CFのWEBサイト「READYFOR(レディーフォー)」には学内外から応援メッセージと共に寄付金が集まり1月10日に目標額の60万円を突破。以前に栽培し保存していた小麦を副原料に使い、3月に桜餅風味のクラフトビールを作る。さらなる支援が集まれば、現在栽培している大麦で秋にも新たなビールを作ろうと計画している。理学部3年生の高橋完治さんと鈴木悠斗さんは「ビールと共に明るいニュースを届け、小麦研究を通じてSDGsに貢献したい」と話す。支援は2月1日まで。
 

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook