神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2021年6月10日 エリアトップへ

横浜市 水道料金値上げへ 7月利用分から1割増

社会

公開:2021年6月10日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は7月1日以降の利用分から水道料金を改定する。20年ぶりの改定で、平均12%の値上げ。背景には事業を支える水道料金が年々減少する一方、設備更新や耐震化にかかる整備費が増加していることがある。

 利用者から支払われる水道料金をもとに成り立つ水道事業。横浜市では事業の収入全体の約8割を水道料金が占めるが、2001年度の約789億円をピークに、節水機器の普及などから19年度には約694億円まで減少。この状況が続くと、設備更新の資金などとして積み立てる累積資金残額が20年度の約167億円から減少し、29年度には約618億円不足する見通しとなっていた。

 一方市内には高度経済成長期に整備した水道設備が多く、現状で市水道局が管理する水道管の耐震化率は全体の約3割。今後も計画的な更新や耐震化が必要で300億円台を推移していた施設等整備費が、今後は400億円以上必要という。

 これまでも事業の見直しや人員削減などによって経費削減を進めてきたが、こうした資金確保のために料金改定に踏み切った。市水道局担当者は「経営努力などでしのいできたが、非常に厳しい状況。安定的に水を供給していくためにご理解いただければ」と話す。

配慮や支払い猶予も

 今回の改定では給水管の口径毎に基本料金を決め、使用量に応じて従量料金を加算。利用者の約99%を占める口径13〜25mmの平均的な使用水量で月額111〜235円の引き上げで、9月の検針分から適用される。

 また、入浴料が法令で決められている公衆浴場に対しては、できる限り負担にならないように配慮し、一般用とは別で利用実績に応じた値上げ額を決めた。金沢区内の浴場経営者は、「今後を考えれば仕方ないが、家庭同様では立ち行かない店も出てしまう」と話している。

 市は新型コロナウイルスの影響で支払いが困難な場合に、料金支払いを猶予する制度を実施。今年5月末までに2229件受け付けた。詳細はサービスセンター【電話】045・847・6262。

戸塚区版のトップニュース最新6

園芸博 機運醸成にフェス

横濱花博連絡協議会

園芸博 機運醸成にフェス

16日、17日 通信施設跡地

3月14日

”歌う自販機”で地域活性

戸塚モディ前

”歌う自販機”で地域活性

戸塚泉栄工業会が協力

3月14日

学生・生徒が対策議論

戸塚署特殊詐欺

学生・生徒が対策議論

「地域のきずなで撲滅へ」

3月7日

財源確保にふるさと納税

柏尾川の桜並木保全

財源確保にふるさと納税

区が計画 検討委の設置も

3月7日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

2月29日

災害対策に新たな取組み

2024年度戸塚区予算案

災害対策に新たな取組み

課題改善に向け編成

2月29日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

平成横浜病院

横浜市の健診・検査

https://yokohamahp.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月8日0:00更新

  • 1月11日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

戸塚区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook