区内唯一の弓道団体「戸塚弓友会(伊藤律郎会長/150人所属)」が、8月22日に行われた遠的の県大会で団体・男子個人・女子個人で三冠を手にした。男子個人で優勝し、全国大会の出場権も得た山本航也さん(24)は「たくさんの協力があっての大会開催。全ての方に感謝したい」と思いを語った。
28ⅿの距離から直径36cmの的に矢を放つ「近的(きんてき)」に対し、60ⅿ離れた場所から直径1ⅿの的に矢を放ち、的中した回数を競う「遠的」。同大会には20団体・80人が団体優勝と全日本遠的選手権大会の神奈川県代表をかけて戦った。
戸塚弓友会からは、山本さん、小野知奈美さん(31)、青木知仁さん(35)が出場。団体戦では、24射中19射が的中し、2位の藤沢市弓道協会から5射離して優勝。
男子個人戦は、8射中7射的中した4人が決勝へ進出。一射ずつ矢を放ち、外した人から敗退する「射詰(いづめ)」を行った結果、山本さんが優勝し全日本の県代表に選出。山本さんは「出場予定だった国体が中止となり、是が非でも全国への切符を手に入れたいという強い気持ちが、最後まで途切れなかった」と勝因を語り、日本一の射手を目指すと意気込んだ。
青木さんは射詰で山本さんに破れ、惜しくも準優勝という結果に。「団体戦では1番手。後ろに山本君、小野さんがいたので、のびのびと矢を引けた。山本君には全国でもぜひ頑張ってほしい」とエールを送った。
女子個人に出場した小野さんは8射中5射的中し、優勝。しかし、全日本への出場基準の5段に到達していなかったため、今回出場権を逃した。小野さんは「道のりは長いが、出場権を獲得できるよう5段を目指したい」と話した。
山本さんは10月31日(日)に日本ガイシスポーツプラザ弓道場(愛知県)で行われる全日本弓道遠的選手権大会へ出場する。
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