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戸塚町久保田さん 国際交流本を出版 留学生80人の話まとめる

文化

掲載号:2022年1月27日号

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著書を持つ久保田登輝子さん
著書を持つ久保田登輝子さん

 戸塚町在住の主婦、久保田登輝子さんがこのほど、「留学生たちの母国とニッポン」を初めて出版した。70カ国・地域からの留学生80人の話をまとめた一冊で、「国を超えても同じ人間。国際交流のきっかけの一つにしてほしい」と久保田さんは話している。

 本は四六判変型の352頁で、工作舎発刊。久保田さんが1999年に夫とともに始めたシニア向けの交流誌「林遊倶楽部」に掲載された留学生80人のインタビューをまとめたもの。

 取材対象者はルワンダの義肢製作者、アフガニスタンの小麦研究者、キルギスの最高裁判事補、ブルガリアの大統領通訳などさまざま。留学生たちはなぜ日本を目指し、どんな将来を思い描いているのかなど、本人の言葉を通して自国文化とともに語られる。

 もともと戸塚地区センターや踊場地区センター、大正地区センターのほか栄区や泉区緑園のトークサロンなど国際交流イベントに関わってきた久保田さん。各所で出会った留学生に90分のインタビューを実施してきた。本にまとめる際、外国人から見た日本像も浮かび上がらせたという。久保田さんは「こだわったのは大国でなくなじみが薄い小国にスポットをあてること」と説明し、「インタビューで日本がどれだけ国際貢献をしているのかが分かり、誇らしさを感じた」と語る。

ウインナコーヒーが契機

 久保田さんが夫の社宅で育児に専念していた20代後半のとき、オランダ人女性と出会った。「その人に振舞われた初めてのウインナコーヒーに衝撃を受けたことが外国に興味を持つきっかけになった」と振り返る。

 子育てが落ち着いた1984年、横浜市国際観光協会が行う観光客を自宅に招き入れる「ホームビジット受け入れ家庭」となり、日本文化を伝えるように。その後も、専門学校の日本語教師や、留学生が勉強・研究できるよう支援する「日本語チューター」に登録するなど、精力的に交流を深めてきた。

全国書店で販売

 初の出版後、久保田さんが東京駅前の丸善で本が平置きになっているのを見て感激したといい、「書店隣のカフェにウインナコーヒーもあって、ここから始まったんだなと感慨深かった」としみじみ。「多くの出会い協力があり、私自身知らないことを多く知れた。ぜひ身近な外国人の方と気軽に触れ合ってほしい」

 本は最寄りの書店またはAmazonなどインターネットで購入可能。2420円(税込)。

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