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公開日:2022.10.20

県立高再編
横浜桜陽と永谷 統合へ
27年度に開校予定

  • 横浜桜陽高校の外観

 神奈川県教育委員会は9月29日、汲沢町の横浜桜陽高校と港南区下永谷の永谷高校を再編・統合する計画案を発表した。少子化社会における県立高校の適正配置によるもので、新校は27年度に開校予定。統合後は横浜桜陽の校舎と敷地を使う。永谷の敷地活用法、新校名は「現在は未定」と県教委はしている。

 再編・統合は県立高校10校が対象となり、24年度から27年度にかけて新校5校を設置する計画。県教委は、県内の公立中卒業生の減少や卒業予定者の動向を見定め、県立高を適正配置する計画を進めている。

 計画案によると、両校は24年度から統合校設置に向けた準備に入る。永谷高校は25年度の入学生を募集しないため、同年度は2・3年生、翌26年度は3年生のみの在籍となる。記念碑などは新校に移される。

 統合後は単位制の全日制普通科高校として、横浜桜陽が実践してきたキャリア教育の継続や、永谷高校の「進路実現プロジェクト」など、両校が進めてきた取り組みを融合させ、「生徒一人ひとりに寄り添った進路指導を展開していく」としている。

卒業生「寂しい」

 横浜桜陽高は、汲沢高と豊田高の統合で2003年に開校。統合に両校の卒業生からは驚きの声も聞こえた。20代男性は「桜陽の個性や良さが新校へそのまま受け継がれたら」と話し、20代女性は「永谷の川沿いにある桜並木がとても好きだった。廃校は寂しいが、桜の木がある高校との合併はうれしさもある」と話した。

 両校を除く今回の統合予定校は、旭・横浜旭陵、藤沢清流・深沢、田奈・麻生総合、小田原城北工・大井。いずれも前者の敷地・施設を活用するとしている。

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