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公開日:2022.11.17

戸塚駅東口周辺
一部区間 交通規制変更へ
23日から29日まで実験

  • 期間中一方通行、駐停車対策が取られる

 戸塚区役所、戸塚警察署が中心となり、11月23日(祝)から29日(火)までの7日間、「交通社会実験」を行う。戸塚駅東口の一部区間を一方通行化するほか、法定で禁止となっている交差点付近での駐停車対策を実施する

 駅東口周辺の道路は、特に朝夕ラッシュ時に送迎車などの一時停止により混雑が著しいのは周知の通り。駅前の交差点内で停車する車両を追い越すために後続車両が対向車線へはみ出してしまうケースも見られ、危険な状況が続いている。

 区と警察などは、この解消を目指しており、今回、【1】「モディ裏通り」(戸塚第556号線)の一方通行化(国道1号側からの進入不可)【2】「戸塚駅前の通り」(県道203号線)の交差点付近にバリケードブロックを設置し、駐停車禁止のゾーンを明確化させる--社会実験を行う=左記地図参照。交通の流れを円滑にし、安全を確保したい考え。区は期間中に交通量調査やアンケートを実施。結果を分析し、今後の道路計画に生かしていく方針だ。区担当者は「送迎時、一般車乗降場を活用してほしい」と呼びている。

昨年現況を調査

 区は昨年3月と11月、目視での観測や動画撮影のAI解析を併用した現況調査を実施。対象としたのは、駅周辺道路の駐停車の台数、一般車乗降場の利用実態、バスロータリーでの利用者の車道横断の状況などだ。

 それによると、「戸塚駅前の通り」での渋滞発生は、▽モディ前の道路幅は一部拡幅し、停車車両があっても通過は可能としながらも、一部車両が交差点付近に道路をふさぐ形で停車することによる。「モディ裏通り」は、▽送迎車による停車車両により対面交通に支障が生じていることによる--。今回の社会実験はこの調査結果を踏まえ、行われるもの。

 また、東口の混雑解消に向けたもう1つの課題はバス対策だ。既に明治学院大学行きの停車場をロータリー内で移転しているほか、相鉄線三ツ境駅-戸塚駅東口間の路線バス停車場を、西口側へ移転しようと、区は、神奈川中央交通と協議を進めている。

一体で混雑解消を

 区と警察などは、送迎の停車により渋滞が激しい、戸塚駅西口周辺の一部区間を駐停車禁止にした社会実験を2020年2月から3月にかけて実施済。西口側は23年度末にトツカーナ隣接道路などが駐停車禁止エリアに指定される見込みだ。区担当は「駅周辺全体の一体的な混雑解消を目指している。社会実験に理解と協力を」と話す。

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