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公開日:2023.08.03

原宿在住鹿股さん
「トイドローン」平和利用、推進
8月8日を記念日に

  • トイドローン本体と操縦用のリモコン

  • 認定証とトイドローンを持ち笑顔の鹿股代表

 原宿在住の鹿股(かのまた)幸男さんが代表理事を務める「(一社)日本ドローンファイト協会」は、8月8日を「トイドローンを楽しむ日」として(一社)日本記念日協会に申請し、認定された。記念日にイベントを開催するなど、戦争兵器としてのイメージを払拭し、平和的利用の認知を広めていくとしている。

 トイドローンとは、模型航空機に分類される100g未満のもので、資格や申請をせずにだれでも操縦できる。

 同会は、一昨年3月の設立以来、トイドローンを使って風船を割ったり、的をつけた相手を追いかけたりして遊ぶスポーツ「ドローンファイト」の普及に努めてきた。現在は全国に100以上と、海外に2つの提携拠点を持つ。

国境・世代超えるツール

 ドローンファイトのようなスポーツを始めとして、災害時に人が立ち入れない場所の状況確認や上空からの撮影による正確な測量など、活用方法は近年幅広くなっている。

 一方で、偵察や爆撃といった戦争・軍事のためのドローン利用は、昨年から始まったウクライナ戦争で広く定着してしまっている。

 そんな中鹿股代表は、ドローンファイトの普及活動を進める上で「国境や世代を超えたコミュニケーションツールとしてのドローン」を広めたいと考え、今年5月から記念日申請などの準備を進めてきた。

 賛同者を募るクラウドファンディングなどを実施して7月、8月8日を「トイドローンを楽しむ日」とする認定を受けた。集まった資金は、今後のイベント開催や海外への発信などに活用される。

 記念日が8月8日に制定されたのには、3つの理由がある。トイドローンは上から見ると8を二つ並べたように見えること、楽しみが無限大=∞に広がるようにとの思い、ドローンの語源である「オスの蜂(=8)」にかけていること。

 鹿股さんは「毎年この日に、多くの人がトイドローンを楽しんでくれたらうれしい。その楽しさを日本から世界に広めていきたい」と笑顔で語った。

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